お〜いお茶にはカフェインが含まれていますが、授乳中に飲んでも大丈夫なのでしょうか?国際機関が定める、安全なカフェイン摂取量とお〜いお茶に含まれるカフェイン量から授乳中にお〜いお茶を飲んでも大丈夫なのか?飲むならどれくらいまでの量なら安全なのか?について分かりやすく解説します。
お〜いお茶に含まれるカフェイン量について
授乳中に飲んでも大丈夫なのか気になるお〜いお茶のカフェイン量をこちらではお伝えします。
販売者である伊藤園のHPにあるお〜いお茶を紹介しているページにはカフェイン含量については情報がありません。そこで公的な機関である北海道立消費生活センターの調査結果から判明した数値をこちらではお伝えします。
*この調査ではお〜いお茶以外にも様々な商品(伊右衛門、生茶、綾鷹など)について調べていますので、気になる方はこちらのページをご覧下さい。
この調査によるとお〜いお茶100mlに含まれるカフェイン量は14.8mgとなっています。みなさんがよく口にする500mlポットボトル(正確には525mlペットボトル)に換算すると1本あたり77.7mgとなります。次の章ではこの量が授乳中に飲んでも大丈夫な量なのかをスッキリと解説していきます。
授乳中に摂取しても大丈夫なカフェイン量とは?お〜いお茶はどうなの??
授乳中に摂取しても大丈夫なカフェイン量はどれくらいになるのでしょうか?現在のところ日本では国の方で明確な基準値は設けていません。そこで、欧州食品安全機関(EFSA)の基準値をもとにお伝えしています。
EFSAでは授乳中の女性が摂取しても赤ちゃんに危険を及ぼさないカフェイン摂取量は1日あたり200mg以下としています(ちなみに健康な成人では1日あたり400mgまで問題ないとしています)。
先ほどお伝えしたお〜いお茶のペットボトル1本あたりに含まれるカフェイン量は77.7mgでしたので、1日あたり2本までならEFSAの基準値を下回ることが分かります。お〜いお茶を飲むなら授乳中は毎日2本までを目安にしてください。もちろん、他にカフェインが含まれる飲料(コーヒー、紅茶、烏龍茶など)を飲む場合にはこれらとあわせて200mg以下になるように注意してください。
お〜いお茶 濃い茶のカフェインはどれくらいなの?
参考までに「お〜いお茶 濃い茶」に含まれるカフェイン量についてもお伝えしておきます。
お〜いお茶 濃い茶に含まれるカフェイン量は100mgあたり21mgになります。ペットボトル1本(525ml)あたりに換算すると110.3mgです。通常のお〜いお茶がペットボトル1本あたり77.7mgでしたので、やっぱり濃い茶の方がより多くのカフェインを含んでいるんですね。
ちなみに授乳中に摂取しても良いカフェイン量(200mg以下)をクリアするためにはペットボトルを2本飲むとこの基準値を超えてしまうので、1日1本にするのが良いでしょう。
まとめ
お〜いお茶に含まれるカフェイン量と授乳中に摂取しても問題ないカフェイン量との関係から、授乳中にお〜いお茶を飲んでも大丈夫なのかを解説してきました。お伝えした適正量の範囲内で楽しんでください。